広告表現・旧薬事法等に関するお役立ちコラム

化粧品のビフォー・アフター

かって行政の薬事担当の方に、「化粧品は(その当時の)薬事法で人の身体を美化し、魅力を増しとされているが、お笑いタレント(女優?)のイモトアヤコの眉は美化し、魅力を増しとは思えない。 この条文は正確ではないのでは?」と質問したことがあります。

その担当者は1分ぐらい沈黙の後おもむろに「それは化粧品の誤使用です。」と言われました。

とても明確な答で感心したことがあります。

化粧品は、医薬品医療機器等法第2条第3項で「この法律で「化粧品」とは、人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚若しくは毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされている物で、人体に対する作用が緩和なものをいう。

ただし、これらの使用目的のほかに、第1項第2号又は第3号に規定する用途に使用されることも併せて目的とされている物及び医薬部外品を除く。」と規定されています。

化粧品は「美化し、魅力を増し、容貌を変え」ですから、化粧品を説明するには写真で見せるのが確実です。

そのためビフォー・アフター方式で使用してこのようになりましたとしがちですが、「使用前、使用後の図画、写真等の表現については、医薬品等の効能効果等又は安全性の保証表現となるので原則として認められない。」とされていますので、一般的にはこの方法は使えません。

そのため、どんな化粧品でもビフォー・アフター方式はダメなんですねと言われる方がいらっしゃいます。

スキンケアなどの化粧品の広告において、ビフォー・アフターの写真でこのようになりますとすれば、効能効果の保証表現となります。

よく読むと「原則として認められない」と書かれています。

原則があれば例外があるはずで、ビフォー・アフター方式はすべての化粧品で認められないものというわけではありません。

化粧品の効能効果に関する使用前後の比較については、保証表現となるので認められていませんが、口紅の色の説明やファンデーション、アイシャドウ等によるメーキャップの効果を、素顔との比較によって「化粧例」或いは「仕上がり感」として示すことは差し支えないとされています。

使用している間だけの物理的な変化に限ったものと分かれば、ビフォー・アフター方式は使用できます。

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