広告表現・旧薬事法等に関するお役立ちコラム

ダブルミーニングは万能ではない

ダブルミーニングは2つ以上の解釈が可能な意味づけのことで、掛詞(かけことば)とも呼ばれています。

日本史で習った江戸時代の狂歌「白河の清きに魚も 住みかねて もとの濁りの 田沼恋しき」ですが、表面的には、「白河は美しすぎて魚の餌もいないので住みにくい、もと住んでいた濁った田や沼のほうが魚にとっては恋しい」と言いつつ、実際は「松平定信の政治は潔癖で厳しすぎて庶民は住みにくい、もとの田沼意次の時代のほうが汚い利権がらみであっても庶民も豊かだったから懐かしい」ということを訴えています。

「泰平の眠りを覚ます上喜撰 たった四杯で夜も眠れず」は、「上喜撰」と「蒸気船」(黒船)をかけていて、「杯」は、船を数える単位でもあります。

上喜撰は高級なお茶で飲み過ぎると眠れなくなりますので、4杯も飲めば眠れなくなると、黒船がやってきて幕府の狼狽ぶりを皮肉ったことをかけています。

健康食品は食品ですから、医薬品に該当する成分を配合したり、医薬品と紛らわしい効能などの表示・広告を行ったりすると医薬品医療機器等法(旧薬事法)に違反します。

そのため、どちらの意味とも解釈ができるダブルミーニングの広告表示が多く見られるようになりました。

「関節」というと身体の特定部位になりますので、「ふしぶし」とか「フシブシ」として、これは「おりおり」という時間の意味ですから身体の関節の意味ではありませんよとしながら、「体のフシブシ」とか膝の写真を見せながら「フシブシの悩みに」を表示すれば、関節のことを表していることになってしまいます。

疾病の治療又は予防を目的とする効能効果も医薬品的な効能効果になりますので、「すっきり」という副詞もトイレから出てお腹をさすっている写真があれば、「朝のスッキリ」でいくら飲み心地を表していると主張しても便秘解消に効果があるとみられてしまいます。

ひとつの言葉だけで判断されるものではなく、文章や写真など全体でどのようにとられるかによって医薬品に該当するかどうか判断されますので、注意が必要です。

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河村コンサルティング事務所では通販ビジネスにおける健康食品や化粧品などの広告に関して、医薬品医療機器等法(薬機法・旧薬事法)や景品表示法などに基づく表現上のご相談をお受けしています。

ご相談では単に医薬品医療機器等法等に抵触しないだけでなく、お取扱い商品に最適の媒体のご紹介や、どうしたら媒体審査を通るか、どうしたら売れる広告表現になるかを考えたアドバイスをさせていただいております。

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