広告表現・旧薬事法等に関するお役立ちコラム

ウインザー効果と体験談の打消し表現

初めての飲食店や旅館を選ぶときに、口コミサイトの評価を参考にする人は多いのではないでしょうか。

一部があまりにも高評価ですと、身内の人の書き込みかなと疑ったり、あまりにも低評価ですと何かトラブルがあったのかなと思ったりします。

旨いまずいとか好き嫌いは個人的な感情ですが、具体的な事例は参考にできます。

お店よりも第三者の言葉を信じやすくなる心理現象をウインザー効果と言いますが、第三者の体験談を掲載する場合には注意が必要です。

体験談もれっきとした広告ですから、いくら第三者の声とは言え、薬機法や景品表示法などに関係してきます。

消費者庁が今年の7月に出した打消し表示に関する実態調査報告書では、体験談を用いる場合の留意点

広告物は一般に商品の効果、性能等を訴求することを目的として用いられており、広告物で商品の効果、性能等を標ぼうしているにもかかわらず、「効果、効能を表すものではありません」等と、あたかも体験談が効果、性能等を示すものではないかのように記載する表示は、商品の効果、性能等を標ぼうしていることと矛盾しており、意味をなしていないと考えられる。

このため、例えば、実際には、商品を使用しても効果、性能等を全く得られない者が相当数存在するにもかかわらず、商品の効果、性能等があったという体験談を表示した場合、打消し表示が明瞭に記載されていたとしても、一般消費者は大体の人が何らかの効果、性能等を得られるという認識を抱くと考えられるので、商品・サービスの内容について実際のもの等よりも著しく優良であると一般消費者に誤認されるときは、景品表示法上問題となるおそれがある。

体験談を用いる際は、体験談等を含めた表示全体から「大体の人に効果がある」と一般消費者が認識を抱くことに留意する必要がある。

また、試験・調査等によって客観的に実証された内容が体験談等を含めた表示全体から一般消費者が抱く認識と適切に対応している必要があるところ、上記のような認識を踏まえると、実際には、商品の使用に当たり併用が必要な事項(例:食事療法、運動療法)がある場合や、特定の条件(例:BMIの数値が25 以上)の者しか効果が得られない場合、体験談を用いることに より、そのような併用が必要な事項や特定の条件を伴わずに効果が得られると一般消費者が認識を抱くと考えられるので、一般消費者の誤認を招かないようにするためには、その旨が明瞭に表示される必要がある。

体験談により一般消費者の誤認を招かないようにするためには、当該商品・サービスの効果、性能等に適切に対応したものを用いることが必要であり、商品の効果、性能等に関して事業者が行った調査における(@)被験者の数及びその属性、(A)そのうち体験談と同じような効果、性能等が得られた者が占める割合、(B)体験談と同じような効果、性能等が得られなかった者が占める割合等を明瞭に表示すべきである。

体験談そのものを全面的に否定するものではありませんが、「効果、効能を表すものではありません」等の表現があっても意味をなしていないと考えられるとして、「当該商品・サービスの効果、性能等に適切に対応したものを用いることが必要」とされています。

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